青い輪郭に眠る
星の死を見あげている

ぱきん、という音
薄荷色のはりぼてが割れた

夜ごと聖書をめくる
白い首筋のこども
銀の角笛に手を添えて
もう誰も訪れぬ街へと
嘆きはめぐる

燐のよう
奥底でかがる音律
月下
汀にたどりつき
この体をうむように
今も
流れ続けているのか

かなしいうた
君がそんなうたをうたうから
流線をなぜる
かの指をおぼえてしまう

いびつな睛
はじまりのあかしを
消してしまった
何もかも
砕いて、
夜空に散りばめて、
また朝が来たからとりだせない



'09 0701 : オブシディアン