幾億もの粒子が泡立ち
放たれた

創世、等しく
ひかりは降り注ぐ
十字を切るように

まだ理由をしらない
いたいけなこども
眠るままに烙印を

しとどに血塗れた腕に
産声を抱き
頬をながれた子守唄
その愛撫

震える吐息に触れるように
刺し違えた
そして僕は
何を贖えるでもなく
ここで幾千歳
銀色の雨を待つ

熟れゆく砂漠の死
波紋を広げる音
水面の青い花

壊れた鏡の奥の
さかさま、
ものみな、
うまれおちたばかり
めかくしのてをさがしている




'09 0523 : 白夜譚